オヤヂィの独言

限りある時間の中でゆっくりと・・・

本日は特別な日、母に感謝

今日はオヤヂィにとって、戸籍上一年一度の特別な日。

母に感謝する日である。

 

遡る事60数年前にこの世に生を受け、多少のガタは来ているが、今こうして元気でいられるのは母のおかげである。

 

その母も90歳を超えた。

口を開けば「もうボケたボケた」を連呼するのだが、ホントにボケていたならそう口から出る訳も無く、まだまだ元気と確信する。

 

とは故、やはり高齢である。

多少の思いこみの激しさがあり、一緒に暮らす兄夫婦に諌められている様だがなんのその。

その諌めをオヤヂィに愚痴ってくるのだが、どちらが正しいかは言うまでもない。

うんうんと聞くだけ聞いて、兄夫婦の気苦労を改めて知る。

 

母と一緒に住む兄は次男。小さい事からこの兄と私は「お前達はねずみの尻尾、大きくなったら何所へでも」と育てられてきた。

ま、昔の田舎なら長男が一番、他はどうでもよいの扱いである。

が、その長男は外へ出、田舎には戻らず始末。

次男が勤め人でありながらも家督を継ぐ形になり父の他界により独り身になった母を引き取り一緒に暮らしている。

 

母は父が他界してからも一人田舎で生活していたのだが、子供達として高齢であり心配で仕方がなかったのだが、一番近くに居た次兄が全てをみる事になったのである。

 

この兄には全てを押し付けたようで心苦しさがある。

が、何と言ってもその立ち居振る舞いの兄の優しさには尊敬しかない。

加えその兄を支え、一緒に母と暮らす義姉にも頭の下がる思いでいっぱいである。

 

コロナワクチンが高齢者優先に摂取されるようだが、一日も早く母、兄夫婦に打って頂き安心を確保してもらいたいものである。

 

不肖の息子、誕生日にそう願う。