オヤヂィはコロッケも好きである。
で、カレーにはコロッケと決めている。
が、家族からは「またコロッケ？」と不評、
「私は要らない」と敬遠されてしまう程である。
故にカレー食卓にはコロッケが並ぶ事はない。
仕方ないので、前もってカレーと分かっている日にはスーパーでコロッケを
買って帰る。健気なオヤヂィである。
言うまでもないが当然家族全員分である。（無理にでも食べさせてやると思うのだが
反撃に合い毎度撃沈してしまう・笑）
コロッケはなにもカレーの時だけではない。
そばにもやはりコロッケである。
そのコロッケそば、駅ホームや駅近くの立ち食いそばが何とも好きである。
だが、この立ち食いそばのコロッケは当たりハズレがある。
残念ながらほとんどハズレな店ばかりなのだが、中には「旨い！」と唸って
しまう店がある。
30年も遡るが、五反田の駅近くの立ち食いそば店の「コロッケそば」は
とても美味しかった。その頃、近くに住んでいたこともあってよく出かけて
食したもんである。
さらに、そのコロッケより上のランクもある。
「ハムカツ」である。
ハムカツはハムカツカレーで食べるわけでなく、単品がいい。
しかも分離させて食べる。（貧しい食べ方であるが、これが好きなのである）
ハムカツを肴にビール、たまらない（笑）
何故ハムカツがコロッケより上か。
これは小学校時代の給食に起因する。
コロッケは給食によく顔を出したが、ハムカツはそう簡単にはでない。
真打なのである（そんなおおげさなぁ～）
しかも、当時のハムカツはハムが薄い、ひじょうに薄い。
その代り、油の吸った衣の厚いの何の南野陽子（オヤジギャグ・笑）
当時から貧乏人のオヤヂィ、先ず衣をオカズに給食を食べきる。
好きなものは後にとっておく小市民な性格上、その薄いハムをなぶるように
食べたものである。
今は飽食の時代。美味しい物や贅沢な料理は何処でも食することが出来る。
でもやっぱりオヤヂィはコロッケ、ハムカツが好きだなぁ～。
プラス、ビール！
そして食後はもちろん、柿である。
