とても有名な曲、「上を向いて歩こう」。
作詞は永六輔氏、作曲は中村八大氏、坂本九さんの大ヒット曲である。
この震災以降この曲をよく耳にする。CMでも多数の芸能人が歌って話題にもなった。
後世に残る素晴らしい曲だと思う。
あくまでも個人の考えなのだが、この震災にはこの曲を使わないで欲しいと思っている。
この曲を聴くとどうしてもあの事故の事を思い出してしまう。
かなりの時間が経ってはいるのだが、私にとって、古い過去の出来事として整理出来てるわけでは、
まだない。
この曲で少しでも救われる人がいるならそれはそれでいいのだろうが、あの事故を忘れてしまった
人や知らない世代の人に、容易くは使って欲しくないという気持ちがある。
音楽の力は偉大だ。
人の心を癒す大きな力を持っていると思う。反面、曲の存在イメージは強く、曲を聴くとその当時の事が
鮮明に蘇って来る事も事実だ。
震災以降、この曲を聴く度に違和感を感じるのは私だけだろうか。