今日は文化の日、世間的には祝日なのだろうがそんな日でも沢山の人が働いている。
オヤヂィもその一人。
先日の「夕暮れ時はさみしそう」を懐かしく聴いていて思い出した事がある。
オヤヂィは10代の終わりから20代の前半を世田谷で暮らしていた。もちろん一人暮らし。
世田谷区は人口も多いが市の文化活動も盛んに行われている区である。
市の広報誌の中にフォークサークルの募集を見つけた。早速市役所に電話。いまならネットで即検索となるのだろうが、さすがこの時代に今のようなパソコンは無い。唯一の武器はテレフォーンなのである。
詳細を聞き参加する事にした。市の関係施設で週に一度、夜の7時から9時まで行われるとの事。
何の事はない。フォーク好きの老若男女が集まりギターを囲んで歌うだけの事だが、それ以前の
歌声喫茶とは違う。お茶も出ないし、歌う事が主なわけでは無く、ギター好き、フォーク好きが
最低条件となる、ま、建て前は。
当時乗っていたバイクにギターを括り付け真冬だろうがなんその週一度のお楽しみを興じていた。
ギターを背負いバイクに跨り・・・ん?キカイダー01?(キカイダーを知ってる人が何人いることやら・笑)
その当時、よく仲間とハモって歌っていたのがNSPであった事を改めて思い出したのである。
そのサークルには女性もいた。その時にいい出逢いに恵まれていたなら今のような境遇には
及ばなかったに違いない(爆)。 ヌシと出逢ってしまったのはその数年後なのだから。
世田谷から川崎に引っ越ししてからは縁遠いものとなってしまったサークルだが、良い思い出である。
オヤヂィ、懐古主義と云う訳ではない。だが、最近昔の事をよく思い出すというのは、やはり老いて来た、そして先が近いという事なのだろうか。
いやいや、まだまだやり残している事が沢山ある。
振り返ってばかりはいられない(笑)