仕事のついでに銀座に立ち寄った。
オヤヂィの「銀ブラ」である。今も「銀ブラ」と云うのだろうか。最早死語なのかなと思ってしまうが
そんな事はお構いなく「銀ブラ」に興じた。
久し振りである。独身時代は勤め先がこの近くにあったものだからよくこの辺を当ても無くお金もなく
ぶらついたのだが、いや変わった。
さすがに日劇は?とまでは言わないが、昔と全く違う装いである。
それでも駅の横に吉野家があったのにはちょっと嬉しかった。(笑)ここは変わっていない。
本物の花の銀座4丁目も昔とは違う。世界的な有名店が軒を並べる。
ガラスのビルも多い。昔の派手な電飾とは違い品を感じる。
さすが銀座である。
だが結構道幅が狭い、もっと大きな通りとばかり思っていたがそうでもない。過日蒲田に行った時も
感じたのだが、昔の記憶というものは当てにならない。どうも時間の経過とともに美化しているような
気がする。
歩いている人も銀座人?
いやそうでもない。(笑)
こう言ってはなんだが勤め人を除けば、その辺の下町と全く変わりない。むしろ
一見して観光客とわかる方々が結構多いのには驚く。
僅か一時間足らずの「銀ブラ」ではあったが、懐かしくもあり新鮮でもあり、色々と思い出にふける
時を過ごせたと思う。
少し残念なのは、オヤヂィの銀座を見る目が昔と明らかに違った事だ。
流行る気持ちも無くとても冷静な自分がそこにいた。