このところの景気は益々厳しい。
大企業が多少持ち直してきたと言うが、どんだけ下請けを切って生き残りを
図ってきた事か、その上での持ち直し説には大いに反論する。
仮に、その説を100歩譲って認めたとしても、中小零細企業に到達するまでの
タイムラグを考えれば最低でも今年度は厳しい状況が続く事には違いない。
昨日の事である。
クライアント先に打ち合わせに出かけたのだが、会議室には先客、
リクルートスーツ?を着た女性が座っていた。その女性が呼ばれ別室に
入って行くと、今度はまたリクルートスーツ?を纏った男性が会議室に
入って来た。両人とも若いが学生?ではない様である。
当方の打ち合わせが済み、担当者と世間話の中で聞いてみた。
「新しい人を入れるのですか?」
担「募集をかけたら凄い人数でね、この時期だから凄いよ」
「何名ほど?」
担「一人だけなんだけど、百人に達する勢いでさ」
これが現状である。
今は全てが厳しい時代である。
なのに、今日も行楽地への渋滞は続く。
この国はいったい・・・。