オヤヂィの独言

限りある時間の中でゆっくりと・・・

故郷へ

昨日、墓参りへ行った。
実に4年ぶり。

日中の出入りが可能になった。
道並みには除染の後の黒いビニールが点在する。
だが昔に戻るわけではない。


汚染地であっても戻りたいご年配の方々。
が、現実には若者離れは加速している。

実家の庭。空中線量は0.31~0.71(マイクロシーベルト)。かなりの幅がある。風により飛び回っているのだろう。
晴天にみまわれた家や周りの風景は昔と変わらない。
だが、そこに人の姿はない。



実家へ向うナビでは進入禁止のマークと共にに道が黒太く表示されている。
いつもなら簡単にいけるルートなのだが大きな迂回を強いられる。
実家のある道路はピンクの表示。

すれ違う車もなく、勿論人影すらない。

いったいこんな姿に誰がしたんだろう。改めておもう。

一時間ほどの滞在、お盆時の再来を墓に誓ってきたがこのやるせない想いは
これからも私が死ぬまで続くのだろう。

悲しい・・・。