オヤヂィの独言

限りある時間の中でゆっくりと・・・

脱脂粉乳

最近、昔を回顧する事が多くなったような気がする。
年齢もあるだろうが故郷へ帰れない事が起因しているのかもしれない。

オヤヂィ小学生の低学年時代は世の不評だった「脱脂粉乳」時代である。
不味い、不味かったとよく耳にするのだが、そう思わない。
たまにチョコレート粉末をいれたチョコレート味なるものもあってそれはそれは美味しかったような気がする。

以前にも話したがオヤヂィの田舎は何もない小さな山村。店までは約2.5Kmの距離。それも小さな駄菓子屋程度のお店。コンビニ現代ではとても考えられないような時代である(笑)
ポテトチップスなんて当然無い。それでも2.5kmの道をテクテク、1円のキャラメルを数個買に出かけたものである。

何時の時代か?(笑)
ほんの50年前である。

そんな時代の脱脂粉乳はオヤヂィにとって、とても貴重な存在。いや当時の子供達にとっても、とても美味しいものだったに違いない。

だが、牛乳と無縁だった訳ではない。田舎なだけに調整牛乳はないが、しぼりたては豊富にあった。生が一番美味しいのだが、すぐ下ってしまうので厳禁。沸かした100%牛乳は当たり前の
ように飲んでいた。でも、甘さを欲しがる子供にとっては甘くないのある。

甘さに飢えていた時代、だから脱脂粉乳はとても美味しく感じられたのであろう。
栄養のほどは、いかがなものか?と思えるのだが、今だからこそ言えるのであって、当時としては
そこそこのものだったに違いない。

そんな脱脂粉乳も小学3年生には牛乳にかわった。記憶では三角パック牛乳だったような気がする。と言っても三角パック牛乳も知らないかな。



回顧するのは老いてきた証拠なのかなぁ~(笑)