オヤヂィの独言

限りある時間の中でゆっくりと・・・

柿が大好き

味覚のシーズン、オヤヂィは柿が大好きである。

昨今では渋抜きをした柿が大手を振るっているが、柿と言えばやはり甘柿である。
渋柿の渋抜き柿も美味しいのだが、甘柿の美味しさとは違う。
柔らかすぎるのである。
渋柿はやはり干し柿が一番であろう。

種類は拘らない。ゴマがいっぱい入った柿はどんな種でもとても美味しい。
今では皮むきして上品(?)に食してはいるが、何と言ってそのままガブリが
いいのである。

オヤヂィの田舎にも柿木はあった。勿論、甘柿、渋柿どちらもである。
幼少の頃、柿の木に登って、兄に「とってくれ」と頼んだ事ある。
兄は「いいよ」と指を広げて待ち構えている。ちょうど、野球のボールを
素手で受け取るような体勢である。
だが違う、オヤヂィとしては写真を撮ってくれの「とってくれ」だった。
木の上でガブリの最中でそのポーズを決めていたのだから。
柿を見るたび今もその出来事は鮮明に思い出す。

田舎を離れてしまった今では柿の果物狩りという事でしか、直にもぎっての
ガブリは出来ない。子供達にもそんな自然を満喫してもらおうと思うのだが
なかなか、オヤヂィのような思い入れは無い。
(ちょっと、いやかなり淋しいのだが・・・)

この果物狩りも柿の場合は、イチゴやブドウと違ってかなり安い。
500円で自然を満喫できて、美味しい柿が食べれるのだから最高である。

今年も、そのシーズン。
だが行く予定は・・・・ない。

因みに同じカキでも貝のカキは全くダメである。
食すれば・・・・一発で「踊るポンポコリン♪」に陥ってしまう。